第11章 着替えを盗んだ変態
『ち、違っ…ひゃ!』
否定しようとすれば耳朶をいきなり甘噛みされ、つい変な声が漏れてしまう。
明石「主はんそんな反応も出来るん?ほんとかわいいですわ」
『や、辞めなさい!それ以上したらご褒美あげないよ!』
明石からバッと離れて距離を置きながら話す。
明石「さっきの可愛い反応がいいご褒美になりましたわ…。その内、可愛い喘ぎ声を聞けること楽しみにしてます」
クスッと笑いながら危ないことを言ってどっかに去っていってしまった明石。
私は変な気持ちのままその場に取り残された。
『……なんだったんだ…今の』
私の生娘が奪われるのも時間の問題だと危機感を覚えてしまった。
安全なのはショタだけだよ…薬研は対象外だけど!
『はっ…!こんな事してる場合じゃない!着替えを盗んだ変態を探さなくては……!』
明石と話してたせいで目的を忘れていた。
私の着替えを取り返さなくては…
でも知らない刀剣に会って切りつけられたらと思うと…なかなか勇気が出ない(真顔)
探す方法なんて考えてなかったし!
あぁ、どうしようかな…
私は廊下から中庭にふと目をやった。
すると小夜ちゃんと、まだ会ったことない小さい子が一緒に居た。