第10章 新 た な 刀 の お 手 入 れ
お付の狐「あなた様は審神者なのかと、鳴狐が気になっているようです!」
『……はい?』
え、なになに!
この人現世で言うコミュ障ってやつ?
刀でコミュ障とかあるのか……!?
だって付喪神だよね?コミュ障患うの?え?
私は混乱して上手い返しができなかった。
お付の狐「…審神者様ではないのでしょうか?」
『あ、いや……戸籍上審神者ってゆう仕事に値しますが…審神者っぽく偉そうにしたり傷付けたりする気はありません!だから警戒しないでください…刀向けたりはちょっと避けたいですね、はい』
ここの刀剣は審神者を嫌ってるから、下手げに審神者です!(キラッ)みたいなことはできないし言えない。
そんな事したら一刀両断だろ、きっと。
私は色々な奴らに出会って学んだのさ……
お付の狐「鳴狐、この方は審神者であり審神者ではない存在だと申しております!」
私の言葉に納得をすれば、また狐は黒マスクのイケメンに通訳をしている。
鳴狐「……話は…一期から、聞いてる」
『え?』
ん?え?喋った!?
今喋ったよね!?
コミュ障!大きな進歩ではないかぁぁ!
『一期から聞いてるなら話は早いね!うんうん!これからよろしくね、コミュ障くん!』
鳴狐「……鳴狐」
私の呼び方に不思議そうにしつつ、控えめに自分の名前を述べてきた。
『ん?鳴狐?名前?』
私の言葉にコクリと頷いた鳴狐。