第85章 謎の不審者
『じゃーん!見て見て、可愛いでしょ!』
私はこんのすけの前に、先程買い物の序に買ったアクセサリーを出した。
こんのすけ「…!!!これは…」
『こんのすけに似合うかなぁと思って買ってきたんだ〜!』
私はこんのすけの首に、プレゼントのアクセサリーを付けてあげる。
思っていた以上に似合っていて私は嬉しい気持ちが込み上げた。
『おぉ、めちゃくちゃ似合うじゃん!可愛い!』
こんのすけ「あ、主さまぁ…こんのすけ感激です…ありがとうございますっ…」
こんのすけは嬉しそうに目をうるうるさせながらこちらを見てくる。
やめてくれ…そんなに喜ばれると私までもらい泣きをしてしまうではないか…
私はもらい泣きを堪えながらこんのすけの写真をカメラに納めた。
そんな時間も束の間、こんのすけが首を傾げながら私にある事を問いかけてきた。
こんのすけ「主様、先程相談があると言っていましたが…なんでしょうか?悩み事なら、このこんのすけに何なりとご相談ください!」
そうだった、忘れてた…
白髪の不審者について相談しなきゃ行けなかったんだ…
『えっと、楽しい話ではないんだけどね……今日買い出しに行った時に白髪の不審者が居て、私たちの後をつけてたの』
こんのすけ「えっ、それは一体どうゆう…」
『それが私にも分からなくて……大般若は早めに気付いてたらしいんだけど、私は帰る間際に気付いて…振り返ったらこっち見てたんだよね…まじで怖くね?』
こんのすけ「怖いですね…その後追いかけられたりはしませんでしたか?」
『んー…多分大丈夫かも』
こんのすけ「主様は色々巻き込まれる体質なので、今後も注意してください!こんのすけも政府に報告しておきますから」
『うん、よろしくね?』
後をつけられていないかという言葉に私は少し怖くなってしまった。
振り返った時の微笑む彼の顔が私は忘れられなかった。あ、恐怖で。