第85章 謎の不審者
私は自室に戻ってくれば、テーブルの上にこんのすけへのお土産を置き、一息つくために腰を下ろした。
『はぁ…疲れたー…』
何だか疲れた私はテーブルに伏せた。
最近こんのすけに全然会ってないけど、仕事してるのかなあの子。
でも私とこんのすけは心で繋がってるからきっと放っておけばその内来るよね。
それまでゆっくり休もーっと!
私はその場にゴロンっと横になり天井を見上げた。
横になれば自然と睡魔に襲われ、私はそのまま寝てしまった。
ー 数時間後 ー
あれから何時間が立ったのだろう。
頬を掠めるもふもふに私は目を覚ました。
『ん…』
こんのすけ「主さま、起きましたか?」
この声は…こんのすけ…!?
私はバッと起き上がれば、声のする方を見た。
『こんのすけ!?』
こんのすけ「は、はい…!こんのすけです!」
『あーー、こんのすけ会いたかったよー!!!』
私はこんのすけを抱きあげれば、そのままぎゅーっと抱きしめた。
相変わらずもふもふで最高に可愛い…お前……。
こんのすけ「あ、主さま…!苦しいです…!」
『あ、ごめんごめん、可愛くてつい』
こんのすけ「私が可愛いのは知っていますが、そんなに抱きしめられると潰れてしまいますよ…!」
『一言いらないね???その一言いらないよね?一気に可愛さ半減するけど?…って、そんなことより!こんのすけに相談したいことと、渡したい物があるんだけど』
こんのすけ「え?油揚げですか!?」
『なんでそうなるの???油揚げではありません、今回はもっと高価なものです』
私の言葉にこんのすけは首を傾げた。