第84章 本丸の買い出し
浦島「主、南泉ばっかずるいんだけど!」
浦島は私の腕に絡みついて、くっついてくる。
なに、可愛すぎないですか?
南泉ばっかり構わないでってこと???
はぁ?可愛すぎて涙出てくるんですけど!?
『浦島…嫉妬?可愛い…主しんどい』
浦島「べ、別に嫉妬って訳じゃ…!」
私の言葉が恥ずかしかったのか、顔を赤くして嫉妬ではないと否定する浦島。
こりゃ両手に花だね、今日は…
暫くすれば、町に出てきた。
いつも通りお店で賑わっていた。
静形「随分賑わっているな」
大般若「あんた、迷子になりそうだからあんまり離れるなよ」
そう言うと大般若は私の手を握ってくる。
やめてもらってもいいですかね…そうゆうの胸きゅんするから…!
『さすがに迷子にはならないよ…!』
大般若「どうだかな」
そんな中、町に来れたのが嬉しかったのか、浦島と南泉ははしゃいで先に行ってしまった。
浦島「せっかくだから色んな店見て回ろうぜ!」
南泉「あっちから行くか!」
『…………大般若、私じゃなくてあの子たちと手を繋いだ方がいいのでは?』
大般若「ほっとけ」
『いや、ひど!』
大般若「せっかくの外出だからな、俺はあんたと楽しみたい」
………………だからやめなって…ね?
そうゆうこと言われると単純な主は落ちちゃうからね…流石に刀剣に手を出すほど飢えてはない……よ?うん。
『じゃあ一緒に回ろっか!静形もね!』
静形「…俺は少し離れて歩く」
頬を軽く赤らめながら目を逸らす静形。
恥ずかしいのかな…?
それともやっぱり私嫌われてる?
近くには…来てくれないね…