第84章 本丸の買い出し
買い物に繋ぎあってくれる刀剣も集まったわけで…
私は光忠に買い出しに出かけると一言声をかけてから本丸を出た。
浦島「主と出かけられるなんてすげー嬉しい!」
出発早々、浦島は私を見ながらニコッと笑い嬉しい言葉を投げかけてくる。
えっ、どうしたの急に…可愛すぎて主の心臓破裂寸前だけど!?
『もちろん私も嬉しいよ!付き合ってくれて本当に助かる……え???』
言葉を言い終わる前に浦島は私の怪我してない方の手を握ってきた。
まっ、待ってぇぇぇ…かわっ……えっ?可愛い…っ
こうゆうのを尊いって言うのか…可愛すぎて…無理…
浦島の行動に悶絶していれば、浦島とは反対側に南泉がくっついてきた。
南泉「オレも主と手を繋ぎてぇ…!」
何だこの猫ちゃん…可愛いな……
私は南泉を見ながら撫でたい衝動を抑えて空いている手を差し出す。
『いいよ、はい』
南泉「い、いいのか…にゃ?…って、お前怪我してるのか…!?」
南泉は私の手当済みの手を見て驚いたように目を見開いた。
『あ、うん…ちょっと切っちゃってね…でも手くらいは繋げるから大丈夫だよ!ほら』
私は南泉の手を握って手を繋いだ。
すると南泉は嬉しそうに照れ笑いを浮かべる。
はいぃぃい?可愛すぎて誰かに襲われないか心配ですけど???
そんな中、いきなり浦島くんにグッと引っ張られ私は少しよろけた。