第82章 温泉旅行
〜 一方本丸 〜
大和守「はぁ…主いないと本当につまんないよね」
包丁「本当だよ!早く主に膝枕して欲しいなぁ」
今剣「あるじさま、今頃おいしいごはんたべてますかね?」
岩融「そうだな、今頃飯でも食べてゆっくりしていそうだな」
連れて行ってもらえなかった不満となまえが不在の不満がダダ漏れな刀剣達。
本丸でも食事を食べ終えて皆でゆったりしている時間だが、なまえの居ないつまらなさに不貞腐れる刀もちらほら。
燭台切「主が居なくて不満なのはわかるけど…ね?」
鶴丸「主が居ないだけでこんなに本丸は静かなんだな」
明石「ほんまですわ。昼寝も捗りますわ」
蛍丸「昼寝ってゆう時間じゃないし、国行だって主居ないのは寂しいでしょ?」
明石「……別に…」
愛染「素直じゃねぇな!」
信濃「早く明日にならないかなぁ。主が居た方が楽しいからね!」
薬研「そうだな。明日には帰ってくるだろう」
〜 一方旅館 〜
『はぁ〜美味しかったね!』
お風呂から上がった後、食事を食べ終えて部屋へと戻ってきた私達
美味しくて食べすぎちゃったな〜なんて思いながらお腹をさすっていればそれをよそに長谷部は布団を二人分敷いてくれる
長谷部「本当に美味しかったですね。まぁ、俺は主が作った手料理が一番ですけどね」
なんでそう言うことをサラッと言えるのかな…!
キュン死させる気!?キュン死旅行ですかこれは!!!
『そう言うこと言われると照れるからやめよ…!でも…嬉しい、ありがとう長谷部』
長谷部「礼には及びません。……にしても、主と二人きりの旅行もあっという間に終わってしまいますね…明日からまたいつもの日常に…」
本丸のことを思い出しているのか頭を抱える長谷部
そんなに頭を抱えるほど悩んでるのか長谷部…
まぁ…うるさいもんね、うちの本丸
私ですら頭を抱えるほど……いや、私がうるさいのか?
いやいや、そんなはずないよ、うん!
『長谷部さ、また機会があったら来ようよ』
長谷部「え、いいんですか…?」
『もちろん』
私はいつでもウェルカムだよ、長谷部!