第10章 新 た な 刀 の お 手 入 れ
私は何か忘れてないか?
………あ、光忠の手入れを忘れていた←
『ごめん、さっきの茶番の所為で光忠の手入れしないで行こうとしちゃった…』
燭台切「あ、僕はそんなに重症じゃないから後で大丈夫だよ。主も忙しいと思うしね」
あぁぁ…なんていいやつなんだ…
これは手入れしないとバチ当たるやつだ、きっと
『いや、せっかくだし今光忠も手入れしよう?てかさせて!』
燭台切「いいのかい?なら頼もうかな。じゃあ、主は目を閉じて」
『え?なんで私が目を閉じるんだ…んんっ』
近くに来た光忠が自ら私にキスをしてきた。
おかしい…私が手入れするはずが……どうした
私は混乱しながらも光忠に自分の神力を注いでいく
暫く経てば傷も綺麗に治った。
燭台切「ん……治ったね」
『自分からするな…!エロいぞ!!』
倶利伽羅「……エロいと思うなら、手入れに下心があるんだな」
燭台切「へぇ、意識してくれてるんだね?」
おいおいおい、下心なくたって芽生えてきちゃうだろ
こんなにキスすることなんてないもん!!
『下心なんてありませんー、意識も別にしてないし!さて。二人とも無事に治ったから私は次に行くね?』
今度こそ立ち上がり襖に手を掛ければ、いきなり襖が勢いよく開いた。