第10章 新 た な 刀 の お 手 入 れ
『ほら、早く手入れするよ!伽羅ちゃん!さ、ここに座って!』
こんな茶番をしてる場合じゃないんだよ!!
私も今日はまだまだお手入れという仕事があるんだから!
私の言葉に仕方なく目の前に座る伽羅ちゃん。
倶利伽羅「……早く済ませろ」
『…なんで上から目線……!!!』
倶利伽羅「うるさい、早くしろ」
ムカつくな…可愛くない!!!
私はもっと可愛い子希望だよ!ほたるんみたいな!
とりあえずさっさと手入れして一期のとこの手入れに行こう、そうしよう
『はいはい、じゃあ失礼しますよーっと……ん』
私は伽羅ちゃんの方に手を置きながら優しくキスした。
倶利伽羅は私の行動に驚きながら目を見開くが、そのまま大人しくしている。いい子
『あい…終わった』
傷も治り私は唇を離した。
倶利伽羅「…………これで治るのか」
倶利伽羅は自分の身体を見ながら嬉しそうに微笑んでいる。
『すごいだろー、私にしかできないよ。たぶん!』
燭台切「たぶんって…」
苦笑いをしながらこちらを見ている光忠は本当にママみたいだ
料理もうまいし、優しい包容力あるし!
そんなことを考えながら腕に付けてある時計を見れば時間が押していたので次の仕事をしようと立ち上がった。
『あ、私また手入れに行かなきゃだからこの辺で!』