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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第80章 おかえりなさい





それから私はショックで自室へと篭った

どうしてあんなこと言ったんだろう…皆…
短刀ちゃんに嫌われるなんて前代未聞だよ…
もうほんとやだ………

一人でネガティブになっていれば、暫くして誰かが部屋に入ってきた


倶利伽羅「おい、何を落ち込んでる…」


頭上からする声に私はそっと頭を上げた


『伽羅ちゃん…』


倶利伽羅「また泣いてたのか…アンタ…」


『だって…皆私の事嫌いだからっ……』


倶利伽羅「はぁ…嫌いかどうかはこれから決めろ。こい」


伽羅ちゃんは私の腕を掴めば立たせ、腕を引いたままどこかへと向かった


『か、伽羅ちゃん…!?』


倶利伽羅「黙ってついてこい」


『で、でも…私…!』


こんな気分が落ちてる時にどこに連れていく気…!?
もう今日は部屋から出たくないよ私…!!

そう心の中で叫んでいれば、いきなり伽羅ちゃんは足を止めた


倶利伽羅「俺は、アンタが帰ってきてくれて良かったと思ってる…」


『……………へ?』


倶利伽羅「…っ…何でもない、忘れろ…」


そう告げると再び私を引っ張り歩く伽羅ちゃん

今、帰ってきてくれて良かったって言った…?
その言葉に私は嬉しくて涙目になった

微かに見える伽羅ちゃんの横顔は、頬が少し染まっていた



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