第79章 審神者復帰
あれから南泉を引き剥がして朝食を食べた
まだ少し頭痛がするけど、ご飯食べたおかげが全然体調も違う
食べた食器は親切にも博多と御手杵が片付けてくれた
帰ってきてまで迷惑かけちゃってるなぁ…
そう思っていれば、丸くなって寝ていた南泉が目を覚ました
南泉「んん……にゃあ?」
静形「起きたか。主は目を覚ましたぞ」
南泉「え?うわっ…起きてる…!」
なんだその扱いは…私は化物かよ…
そう思いながら南泉を見ていれば、南泉は起き上がり私の近くに寄ってきた
南泉「オレは南泉一文字!これからこの本丸に世話になるからよろしく、にゃ」
『……その"にゃあ"って言うのわざと?』
南泉「え?」
『いや、わざとなのかなって』
南泉「わざとじゃないにゃー!本当のオレは…こんなんじゃ……泣く子も黙るかっこいい刀のはずなのに…!!」
泣く子も笑うわ、これじゃ……
刀なのに猫って…今までに居ない子だなぁ…
不思議すぎる…可愛いけど
静形「主…変わった奴だが南泉は一応刀だ」
『にゃんこ侍ね、把握』
南泉「なっ…!にゃんこじゃない…!これは呪いだ…呪いだぁあ!!!」
『ちょ、うるさっ…!!やめて?まじやめて?今薄ら頭痛いから!頭に響くからやめて!?可愛いのは分かったから縁側で日向ぼっこでもしてきな、ね?』
南泉「日向ぼっこ…してくる…!」
南泉は日向ぼっこに反応してダッシュで部屋から出て行ってしまった
……いや、絶対猫だろあいつ…