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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第79章 審神者復帰





あれから何時間がたっただろう…
チュンチュンと泣く鳥のさえずりが聞こえる…


『ん……あれ、朝……?』


重い瞼を開けば、障子の隙間から光が差し込んでいた

あれからずっと寝ちゃったんだ…私…
そんなことを思いながら額に手の甲を当てて天上を見上げる
すると、ちらりと視界に何かが映った


………ん?なんか居るような……

私はチラッと横を見れば、知らない二人が正座をしたままこちらの様子を見ていた
私はすぐさま目を逸らした


……いや、待って……誰…!
え、見たことないんだけど…!
他の刀剣達はどこに行ったの…!

……人間…?それとも刀剣…?
私は再びチラッとそちらを見れば、二人はハッとしたような顔をした


?「あ、主ぃ……」


?「ん?起きたのか?」


………待って待って、今主って言った…?
ってことは…刀剣男士?
いつからここに…私がいない間に来たとか?
いや、あんな修羅場に……でも小烏丸と大包平も修羅場の時に出会ったから有り得るか……

寝た振りをかましながら色々考える
そんな中、刀剣男士であろう声が聞こえる


?「ふぁ〜…なんか人が寝てるのを見てると、オレまで眠くなる……ってことでおやすみ…にゃぁ…」


その言葉と共に、私の布団の中をゴソゴソと音を立てて入ってくる刀剣男士みたいな子
そして、そのまま私の身体にぎゅっと抱きついてきた


?「なぜ一緒に寝る…怒られても知らないぞ」


?「にぁ〜……あったけ〜……」


……待て、待て待て待て待て!
なんだこの状況は……!!
逆に起きづらくなってしまった…
嘘だろ…って、にゃあにゃあ言ってるけど…猫の擬人化か何かですか?え?
ついに刀というジャンルを超えてしまったのか…この本丸は……!

とりあえず起きよう……
起きづらいけど……


そう思い私はゆっくりと目を開けた


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