第2章 刀剣男子
蛍丸「俺……貴女が主になってくれて良かった…っ。あたたかくて優しくて……主だけ、好きだよ…」
抱きついて少し身体を離して私の顔を涙目で見ながら笑顔を浮べた。
『………………………………………』
おい、待て待て待て。
なんなんでい、このシチュエーション…!!!!!
たまらん……!!!え、どうした!?
たまらずにフリーズしてしまった。
こんのすけ「あ、主さま!!鼻から血が…!!!」
こんのすけがティッシュを鼻の穴に押し込んでくれた。
『あ、やべ…ついに鼻血を出す羽目に…!!蛍丸…私も愛してるぞ!もういい子だし可愛いし時にかっこいいし、もう結婚しよう!!』
蛍丸「へへ、嬉しいな…主ってホントに変」
ニコニコ笑いながらこちらを見てくる蛍丸。
『…なんか聞こえたけど気のせいね』
こんのすけ「主さまのショタコンが悪化していますね…危険なのでこんのすけが見張っていなければ…」
こんのすけの気苦労が絶えることは有りません←
蛍丸「ねぇ、主の神力だったらどれくらいの刀剣を治せる?」
『んー…まだ全然大丈夫だよ!へ……ヘックション…!!!』
ん?なぜいきなりくしゃみが?
誰か私の噂でもしておるのか…!!!!
蛍丸「主…大丈夫?もしかして俺を助けるときに濡れたから…?」
『大丈夫!後で着替えるから!』
なんか身体がだるい様な気がするが…気のせいだろ。
蛍丸「無理はだめだからね?」
『ありがとう蛍丸!愛してる!』
その時、私たちは気づかなかったが物陰から一人の人影があった。
?「新しい審神者………皆に知らせよう」
この時、怪我の少ない動ける刀剣男子たちが居ることを、私たちは知らなかった。