第74章 これからの事
ー 一方その頃本丸 ー
前任「邪魔者は居なくなったな」
刀剣達「………………」
刀剣達は前任と共に広間に集められていた
前任の言葉には納得な筈なのに、何かを忘れているような気がしてならない刀剣達
そんな刀剣達を見渡す前任は何かに気付いたように口を開いた
前任「ん?なんか足りなくない?」
三日月「足りない…?」
前任「なんかさっきより減ったような…」
前任の言葉に刀剣達は辺りを見渡し刀剣達を確認した
獅子王「確かに人数が少ないような」
鶴丸「気のせいじゃないか?」
先程より数人減ったように見えた刀剣達と前任
その疑問に皆首を傾げた
ー 一方その頃 ー
髭切「んー…どこに行ったのかな?」
大般若「あれだけ酷い扱いをされたんだ…この街にはもう居ないかもねぇ」
篭手切「それは困りました…」
謙信「ぜったいにみつけるんだぞ!」
小豆「うん、そうだね」
膝丸「だが、どこへ行ったのか手掛かりがないが…」
小竜「その内見つかるよ、きっと」
小烏丸『そうだな、見つかること祈ろうではないか。大丈夫だ、父が付いておる』
大包平「とりあえず、日が暮れる前に探すぞ」
前任の術に掛からなかったのか、9振りはなまえを探しに本丸を後にしていたのだ
どこへ行ったか手掛かりもなくフラフラさ迷う9振り
これからなまえ探しの長い時間が始まるのだった