第71章 はろうぃん
江雪「それにしても、随分と寒そうな格好ですね…」
『あぁ、これはあの白い鶴のせいなんだよね…こんなの着るつもりじゃなかったのに…』
岩融「ま、似合ってて可愛いからいいではないか!」
宗三「孫に衣装とはこうゆう事ですね」
『宗三、殴っていい?』
宗三「暴力はよくないですよ?」
そう言って私を見下すように笑う宗三にイラッとしたがここはぐっと堪える
『我慢我慢…あ、三人にもお菓子あげる!』
私はカゴからお菓子を出せば三人にも渡した
江雪「ありがとうございます…」
岩融「これは手作りか?」
『そうだよ!さっき小豆に手伝ってもらって焼いたの!』
今剣「あるじさまのてづくり…すごくおいしそうです!」
小夜「うん、大事に食べる…」
大事に食べるとか可愛すぎかよ小夜ちゃん……!
そう思いながら小夜ちゃんを見ていれば、話し声に気付いたのか部屋から粟田口が出てきた
包丁「あ!お菓子だ!」
お菓子に気付いた包丁は真っ先に私の傍に寄ってきた
『あ、包丁!ハッピーハロウィン!』
私は包丁にお菓子を渡せば嬉しそうに目をキラキラさせた
かわいい、天使だ……
そう思っていればいきなり後ろから誰かに抱きしめられた
鯰尾「主可愛すぎません?どうしたんですか?」
『げ、鯰尾……』
鯰尾「襲われに来たんですか?」
『そんなわけないでしょ……!!!!!』
そんなことをしている間にも、鯰尾は更にぎゅっと抱きしめてくる
鯰尾「可愛すぎますよ〜、主」
『ちょ、くっつきすぎだから…!』
薬研「大将随分エロいな」
信濃「大将可愛いよ!懐入れて!」
『ちょ!身動き取れないから…!!』
鯰尾に後ろから抱きしめられてる私に、信濃は真正面から抱きついてくる
その様子に他の兄弟達は呆れたように苦笑いを浮かべた