第71章 はろうぃん
〜 数十分後 〜
小豆「うん、これでぜんぶだな」
『小豆ありがとう…すごく助かったよ』
小豆「これくらい、おやすいごようだ」
数十分経ち、私達は焼き上げたクッキーを袋へと詰め終えた
『じゃあ私はこれをみんなに配ってくるから、小豆もゆっくり過ごして?』
小豆「うん、わかった。きみもきをつけていくんだぞ?」
『ありがとう小豆!あ、これ小豆にも一つあげるね?』
私はカゴに入れたクッキーの包みを一つだけ小豆に手渡した
すると小豆は嬉しそうに笑った
小豆「ありがとう。あとでおいしくいただくとしよう」
『うん!じゃあ私は行くね?』
それだけ告げれば私は皆にクッキーを配るため台所から出た
大般若「……俺の存在、忘れてない?」
小豆「ははっ、たしかにな」
なまえにスルーされた大般若だった
〜 一方その頃 〜
『さてさて、どこから行こうかな〜……やっぱりショタが多い粟田口から回ろうかな』
私はクッキーを詰めたカゴを持ちながら粟田口の部屋へと来た
そっと襖を開ければ何やら部屋の中は騒がしかった
前田「あ、あの……」
毛利「はぁ、小さい子が沢山で幸せです…」
毛利は前田にべったりくっついたまま幸せそうな笑みを浮かべていた
平野「それにしてもくっつき過ぎじゃ……」
五虎退「すごい、密着度ですね……」
鯰尾「はぁー俺は小さくなくてよかった!子供に抱きつかれるより主に抱きつかれた方が幸せだし!」
毛利「鯰尾兄さんもそんなに大きくないですよね!」
鯰尾「……………………」
毛利の言葉にフリーズした鯰尾
そんな鯰尾を見兼ねて骨喰が声を掛ける
骨喰「兄弟……気を確かに」
鯰尾「はっ!こんな子供言う事鵜呑みにしちゃダメダメ…!」
骨喰の言葉にハッとして我に返る鯰尾
そして鯰尾は負けじと毛利に言い返す