第70章 新しい刀たち
あれから私達は荷物をまとめて本丸へ帰る準備をした
そして来た時と同様に本丸へと戻った
〜 帰り道 〜
『新刀剣男士を任されるってことは、私も少しは出来る審神者になってきたってことかな?』
太郎「ええ、そうかもしれませんね」
次郎「まぁ、不満は多少あるけどね〜」
『えっ、不満ある!?なに?何が不満だった!?』
まさかの私に不満があったとは……
今まで知らなかった……!
この際だから不満とか色々伝えて欲しいけど、聞くのもなんか怖いな……
そう思っていれば次郎は私の肩に腕を回して耳元でそっと囁いた
次郎「…酔うまで飲んでくれないところ」
『……なんだそれ』
次郎「強いて言うならそれが不満って感じかなぁ!あははっ」
おちゃらけたように笑う次郎
お酒を飲めばいいってことか……!
ここに来たばっかりの時は酔うまで飲んだっけ…懐かしいなぁ…
最近はなんか飲む前に気になることがありすぎて飲んでる暇がないんだよなぁ…
今度は酔うまで飲もう…!
ま、悪酔いはしたくないけど……
『じゃあ今度は酔うまで飲むから、付き合ってよね?』
次郎「おっ、言ったな〜?アタシがアンタを酔い潰してあげる!」
日本号「なら俺も入れてもらうぞ」
『うん、皆で飲もう!』
長谷部「主、介抱ならこの長谷部にお任せ下さい!」
巴形「主、俺に介抱ならば任せろ」
長谷部「なっ……!介抱は俺だけで充分だ!」
巴形「主の身の回りの世話は俺の仕事だからな」
長谷部「なにっ…!?俺だ!」
亀甲「ンフフフ……ご主人様の介抱ならぼくが……」
『皆に迷惑かけない程度に酔うから大丈夫だよ』
亀甲「あぁ……ご主人様、放置プレイかい?いいよ…すごく……」
……………うん、別に放置したつもりもないんだけど
恍惚な表情やめて欲しいんだけど、切実に……
そんなやり取りをしながら足取りを進めていれば、やっと本丸が見えてきた