第69章 こんな朝は初めて
和泉守「ん…なんか主痩せたんじゃねぇか……俺と朝までシたからこんなに骨張って……」
『ああああああああ、それ以上言うな!!!!!!』
私は和泉守の言葉に慌てて近くにあったティッシュ箱で和泉守の頭を殴った
その衝撃に和泉守はバッ起き上がった
和泉守「っ!いってぇな…!!」
『あ、ごめんごめん。なんか変な寝言言ってたからつい』
和泉守「寝言?んなこと誰も……って、なんで国広が隣で寝てんだよ…!」
堀川「兼さんがいきなり引っ張ったんだからね?主さんに触れる夢でも見てたの?」
和泉守「はぁっ!?そんな夢見るわけねぇだろ…!」
堀川「え?でも主…少しくらいいいだろうとか言ってたよ?」
和泉守「い、言ってねぇ!!!」
またツンデレが加速してるな…この子
昨日の素直さはどこへ行ったのやら…
そう思い見ていれば、堀川は起き上がり私の方を見ながら微笑んだ
堀川「主さん、兼さんとヤった?」
『…へ?や、やってないよ!!私はそんな軽い女じゃ…』
…………軽い女だ
生娘を卒業してからと言うもの、少し触られるだけで変な気分になってしまう…そしてどうしても断れない…
いや、これは不可抗力ってやつだ…!
軽い女ってわけじゃ…………
自問自答していれば、和泉守が口を開いた
和泉守「国広、俺が主を抱くわけねぇだろ。色気もねぇしな。つぅか、なんでお前らここにいんだ?」
………………………………ん?
こいつ今なんて言った?
抱くわけない?色気ない?なんでいるんだ?
もしかして、昨日のこと覚えてない?
いやいや、そんなわけ……!!!
朝まであんなに激しく抱いておいて忘れたなんて言わせねぇよ!?