第9章 今日も大忙し
それにしても、乱ちゃんが男だったのには驚きだ…。
私は食べ終わった食器を台所に運びながらそんな事を考えていた。
台所に行けば歌仙と光忠が食器洗いをしていた。
『お疲れ様ー、歌仙に光忠』
光忠「やぁ、主。食器持ってきてくれたのかい?」
『あ、うん!何か手伝おっか?』
食器を置きながら光忠を見て問いかけた。
光忠「大丈夫だよ。今から主は忙しくなるんだからゆっくり休んで?」
『あぁ…ありがとう光忠~』
おお…なんて優しい子なんだ…光忠…!!!
それにしても…歌仙はこっちも向かないし…ひたすら食器を洗ってる。
なんだ?私に怒ってるのか?
『おーい、歌仙?』
歌仙「………な、なんだい…?」
『どうしたの?なんか避けてる?』
私は食器を洗ってる歌仙の顔を覗き込んだ。
歌仙「…いや…そんな事は…//」
ん?なんで顔赤くなってんの?
歌仙の顔を見ると赤くなっていた。
もしかして、今朝の事?
『朝の着替えを気にしてる?』
歌仙「………あ、あれは…すまなかったね…(主の肌を見て意識したなんて言えない…)」
『気にしないで?別に真っ裸見られた訳じゃないし』
光忠「ん?今朝なんかあったのかい?」
『あ、私が寝てると思って歌仙が起こしに来てくれたんだけど…私着替えてたからそこに歌仙が遭遇しちゃっただけ』