第68章 たまには酔い潰れるまで
はぁ…ショタと寝たかった…
そう思いながらがくっと頭を落とせば、誰かに肩をポンポンとされた
石切丸「主、大丈夫かい?」
『あ、石切丸…。私さ、短刀達と寝るはずだったのに捕まった〜……』
私は石切丸に寄りかかりながら愚痴を零していれば、石切丸は頭をポンポンと撫でてくれる
石切丸「よしよし、それは残念だったね…。代わりと言ってはなんだけど、私が抱っこしてあげよう」
そう言って、石切丸は自分の膝をポンポンしながらにっこり笑った
……お膝に抱っこ……だと…?
やだ、なんか恥ずかしい…!
けど…抱っこ…気になるっ……
私が戸惑って悩んでいれば、石切丸は私の脇の下に手を入れ軽々と自分の膝へと私を乗せた
石切丸「主を甘やかすのも大切だからね」
そう言って私を後ろから包み込んでくれる石切丸
『えっ……あ、えっと……そのっ』
なにこれ……すっごい恥ずかしい……!!!
私は恥ずかしさに顔を真っ赤にさせた
それと同時に胸がドキドキとうるさく鳴っている
石切丸「こうゆうのは慣れないかい?」
「そ、そりゃ……甘やかされることなんてないし…」
石切丸「主は甘えてこないからね…もっと甘えてもいいんだよ?」
私の耳元で優しく囁いてくる石切丸
もう心臓に悪いよ……!
でも…よく考えたら私が甘えたことなんてなかったかも…
こうやって甘えさせてもらえるのも、悪くないかも…
そう思い、私は後ろから回されてる石切丸の手に手を添えた