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【刀剣乱舞】懐 か れ た い【R18】

第68章 たまには酔い潰れるまで





花火を楽しむ皆の様子を見てたら、何だか目頭が熱くなった
あんなにブラック本丸で、審神者を嫌ってたはずなのに…こんなに皆笑うようになって…
そんなことを考えていればいつの間にか目に涙が溜まっていた


長曽祢「……?主、どうした?」


私の様子に気づいた長曽祢が心配そうに顔を覗き込んでくる


『……いや、その……』


その様子を見ていた蜂須賀もこちらへ歩み寄ってきた


蜂須賀「…贋作、主を泣かせたのか?」


長曽祢「いや、俺は何もしていないが…」


浦島「えっ!?長曽祢兄ちゃんあるじさんを泣かせたの!?」


蜂須賀の言葉に近くに来た浦島まで寄ってきたと同時に大きめの声で長曽祢が私を泣かせたと騒いでいるせいで他の刀剣も私の方を見てきた


長曽祢「いや、俺ではない…!主が急に泣き出したから声をかけただけだ」


加州「主?どうしたの?」


大和守「泣かないで、主」


皆、心配そうな眼差しでこちらを見てくる
そして安定と清光が頭をポンポンしながら慰めてくれた


『ごめん…嬉しくてつい……』


包丁「嬉しい…?花火が嬉しかったのか?」


『花火も嬉しいけど…、一番はね…あんなに暗い目をしてた皆が…こんな風に楽しそうに笑ってて…そんな姿見てたら嬉しくなって……っ』


私は涙を拭いながら笑顔を見せる
すると、清光にぎゅっと抱きしめられた


加州「俺達が笑えてるのは主のおかげだよ」


大和守「そうだよ、主が居なきゃ…僕達は笑えないから」


三日月「そうだな。主が居ての俺達だ…主が笑えば俺達も笑う。主が泣けば俺達も泣く。主がいつも笑っていてくれるから、俺達も笑っていられるんだぞ?」


『三日月……』


鶴丸「主が居るだけで俺達は笑えるからな!これも全部キミのおかげだ、ほんとに感謝してるぜ?」


そんな皆の言葉と笑顔に、私まで自然と笑顔になった


『私も…皆がいるから毎日笑える。……いつもありがとね』


その言葉に皆嬉しそうな笑顔を浮かべた

最初は審神者になるなんて、不安でしかなくて…逃げたかったけど、今はこうしていい子達に囲まれて…笑顔に恵まれて毎日が幸せ
なんだかんだ言っても、この子達が特別で大好きだ

そう思いながら、再び花火に目を向けた


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