第68章 たまには酔い潰れるまで
〜 その夜 〜
『いやぁ、今日のスイカ割りも楽しかったね〜…短刀ちゃん達と遊べたのも楽しかったし』
三日月「まぁ、俺達は主の水着とやらを見られたことが一番楽しかったがな」
『そりゃ良かったね〜……』
スイカを食べ、夕方まで目一杯遊んだ私達は後片付けをしコテージへと帰ってきた
夕食もお風呂も済ませ皆とまったりしていれば、どこからかほたるんが近寄ってきた
蛍丸「主」
『あ、ほたるん!どうしたの?』
蛍丸「あのさ、これ一緒にやろ?」
そう言ってほたるんは、私に花火を見せてきた
……花火あるの忘れてた…!!
ほたるん…言ってくれてありがとう…
もう私寝るつもりでいたからね…!
『ほたるん、ありがとう!花火あるのすっかり忘れてたよ〜…よし!じゃあ皆で花火するぞー!』
蛍丸「おー!」
ほたるんのお陰で花火を忘れずに済み、私はみんなに声をかけた後ひと足お先にほたるんと一緒にコテージの庭へとやってきた
『ほたるん、それ開けてくれる?私こっち開けるから!』
蛍丸「了解」
私とほたるんは花火を開封して皆が取りやすいように並べていく
すると、ほたるんが私に声をかけてきた
蛍丸「ねぇ、主」
『ん?どうしたの?』
蛍丸「…主の水着姿、すごく可愛かったよ?」
そう言ってふんわりと微笑む蛍丸
その一言に私はフリーズしてしまった
……か、可愛い……今キュンっとした……
やだ、可愛い……ほたるん……!!!
流石は私の初期刀だよぉぉぉお!!
そう思いながら私はぎゅっとほたるんを抱きしめた
『ほたるん…ありがとう…、ほたるんに言われると1000倍嬉しいよ…!』
蛍丸「ほんと?えへへ、主が嬉しいと俺も嬉しいよ」
にこっと笑いながら私を抱き締め返してくれるほたるんは本当に天使でしかなかった