第67章 スイカ割り
三日月「それは俺も同意見だな、鶴よ。主に触れるならスイカなどはどうでも良い」
いや、お前もかよぉぉぉぉぉお!!!
なんでそんなに欲求溜まってるのさ…!!
おかしいよ、お前ら…大包平を見習ってよ…素直にスイカ割りを教えてくれようとしてるよ、いい子だよ…!
小狐丸「私も、ぬしさまに触れるなら……」
『ちょっと待て。触るなお前ら…!スイカ割りだよ?分かってる?主お触り会じゃないんだからね?』
こいつら油断も隙もねぇ……!
私は目隠しを取り三日月を振り払えば、むしゃくしゃしてスイカを思いっきり割った
すると綺麗に真っ二つにスイカが割れた
『あ、割れた』
全員「…………………………」
『よし、皆スイカ食べよ!』
鶴丸「……いやいやいやいや、主!何故割った!しかも目隠しを外して……!」
『スイカは割るものだからね。ほら、鶴丸も食べよ?』
私は置いてあったナイフで真っ二つのスイカを再び切り分ければ鶴丸に差し出した
鶴丸「……主が食べさせてくれるなら食べてやってもいい…!」
……なんで上から目線!?
スイカくらい自分で食えや……!!
『自分で食べれば?』
鶴丸「自分で食べるなら食べないぞ…!」
『あ、そっか。じゃあ食べなくていいよ』
鶴丸「……主…そんな……」
私はつい悪態をついてしまえば、鶴丸はしょぼんと落ち込んでしまった
……くっそ…やっぱり自分の刀剣は可愛い…
そんなにしょぼんとされたら私が罪悪感で潰されそうだから止めて…!
『はぁ……しょうがないなぁ…。はい、あーん』
私はいたたまれなくなり、スイカを鶴丸の口元に近づけた
すると、鶴丸は嬉しそうな顔をしながら一口食べた