第67章 スイカ割り
あれから数分揉めたが今だに決まらず、スイカ割りができない状態であった
すると、見兼ねた歌仙がこちらに寄ってきた
歌仙「決まらないなら僕が決めさせてもらうよ。……そうだね、三日月の方に入れても二人は納得しないだろうし…逆に二人の方に入れたら三日月も納得しないだろうから、ここは間を取って僕達のチームに入ってもらおう」
大和守「えー、そんなぁ……」
三日月「うむ…しかたないか」
加州「はぁ…主がいないスイカ割りなんて楽しくないよ……」
人一倍しょんぼりと肩を落とす清光
その姿に、何だか可哀想に思えて私は清光を優しく撫でた
『後で清光の所にも行ってあげるから…それまで待ってて?』
加州「ほんと?」
『うん!ちゃんと平等に回るから、そんなに悲しまないで?』
そう言えば、清光は少し嬉しそうに笑みを浮かべた
加州「ありがとう、主…大好き」
清光はぎゅっと私を抱きしめてすぐに身体を離した
そして嬉しそうな満足したような顔で、長曽祢たちの方へと戻っていった
『……清光、可愛いっ……』
清光の可愛さにキュンとしていれば、三日月が私の耳元で囁いてきた
三日月「主よ、俺達の所にも来てくれ。待っておるぞ?」
『へっ…あ、うん!行くから待っててね!』
そう告げれば、三日月も満足げに戻っていった
私…懐かれてる……!!
いやぁ、私も成長したなぁ…心から嬉しい
そう思いながら周りを見ていれば、歌仙に声をかけられた
歌仙「さて、じゃあスイカ割りしようか」
歌仙は私の手を取り、スイカ割りのメンバーが待っている方へと連れていかれたのだった