第66章 青い海、白い砂浜
『ねえ、清光の所は新選組チームでやるの?』
加州「うん、そうだよ」
『じゃあ堀川居る?』
大和守「いるけど…なんで堀川?」
…………安定、落ち着け
顔怖いから…すごいブチ切れてるのがこっちにまで伝わってくるから…!!!
そんな安定から少し距離を取れば、コツンと背中に誰かが当たった
誰だろうと思い振り返れば、三日月が立っていた
三日月「主、可愛い水着を着ておるな」
『え、あ、ありがとう?』
三日月「スイカ割りでも一緒にやらんか?主が居ないと盛り上がらぬからな」
そう言って誘ってくる三日月に、沖田組は目を見開き慌てたように私の手を引いた
加州「ダメだよ三日月…!主は俺たちとスイカ割りするんだから!」
三日月「年寄りには優しくするものだぞ?」
安定「おじいちゃんはおじいちゃん同士でスイカ割りしてればいいじゃん」
や、安定毒舌……!!!
三日月はおじいちゃんであっておじいちゃんじゃないからね…!!
こんな綺麗なおじいちゃんいないから……!
全国のおじいちゃんに土下座しなさいよ、ほんとに!
すると、三日月も負けじと私の手を引く
三日月「なら、若者は若者だけでスイカ割りをしていればよいだろう」
加州「なら主は若者だから俺らのチームだね」
三日月「……いや、主はこっち側の人間だから、俺たちとスイカ割りをする」
『おい、こっち側ってどうゆう意味だ。私がババアだと言いたいのか』
三日月「あぁ。そうしないと一緒にスイカ割りが出来なさそうだからな」
『ぶっ飛ばすぞ』
このじじい…遂に私の事までババア扱いしてきたよ…!
一発殴りたい…でも老人虐待になるから出来ないか…
そんな内側にフツフツと沸き上がるイラつきに悶絶する私であった