第7章 素敵な片想い(黄色さんメイン)
どんなに腹が立っても…
どんなに憎たらしくても…
どんなに鈍感ばかやろうでも…
亮ちゃんのことは
誰よりもよく分かってる……
私が家を飛び出した今
自分の言葉と行動に後悔して
今から私が10数える間に………
1…2…3…4…5…6…………
「あき……………………!?」
今回は少し予想より早かったけど…
息を切らして追いかけてくる………(笑)
これだから
腹が立っても…
憎たらしくても…
鈍感でも…
「ごめん…あき………
あの……あれは……違う………
ただ…俺は……………」
息を切らしながら必死に
私を追いかけてきてくれる亮ちゃんを
私は…
「分かってるよ(笑)
ただの冗談でしょ…………?
でもね…亮ちゃん…?
亮ちゃんにとってどう見えてても
一応私も女子なもので……
ああ言う冗談は受け入れられません!
今回は許すけど
次あんなこと行ったら
友達やめるからね……(笑)」
絶対に
嫌いになんてなれないんだ…………(笑)