第7章 素敵な片想い(黄色さんメイン)
亮side
「マヨネーズが…」
「ソースが…」
そんなお互いの声が重なって
お互いに伸ばした指先が
お互いの唇に触れる………
なんかこれ
エロない……………………(汗)?
普通にキスするより
エロない……………………(汗)!?
「まじか………(笑)」
そんな気まずい
エロな空気を立ちきるように
笑ってあきの唇から手を離し
目の前の焼きそばを口に詰め込む俺に
あきはというと………
「ちょっと洗面所行ってくるね(笑)?」
なんて何事もなかったかのように
歩いていってしまう………
片想いってやつは
辛いもんやな……(笑)
そんなことを改めて感じながら
俺は目の前の焼きそばを
ただひたすら無心に口に詰め込んだ……(涙)