第6章 意地悪な恋(やんまー)
安田side
あの日から1週間…
今日は…
今日こそは
二人でちゃんとデートするんや!!
そう思って気合いをいれてると
そんな俺の肩を
誰かがトントンと叩いてくる…
嫌な予感をひしひしと感じながら
後ろを振り向くと…
案の定…
にっこりスマイルの亮が
そこには立っていて…
「今日あかねちゃんとデートなんやろ?
またご飯だけ一緒に食べてもええ?
一人で飯食うの寂しいねん…(笑)」
なんて…
子犬みたいな目をして訴えてくる(汗)
いつもなら"ええよ(笑)"
そうすぐに答えるとこやけど…
でも今日は二人きりで…!
なんて意気込んで
「こないだも一緒に食べたやんか(笑)
だから今日は………」
そう言いかけた俺の顔に
亮の顔が目の前まで近付いてきて
「頼むわ章ちゃん(笑)
一緒に食うてくれんかったら
俺もう夜ご飯食わへんからな!?」
そんな意味不明な逆ギレに遭遇し…(笑)
仕方なく…
「じゃああかねに
聞くだけ聞いててみるわ…(笑)」
そうため息混じりに言うた俺に亮は
「ありがとう章ちゃん(笑)」
なんて嬉しそうに笑った……(笑)