第5章 (続)ヤキモチの先には………?
村上side
湯船の中で抱きしめたちぃの体は
なんだか頼りないぐらい小さくて
恥ずかしそうに丸まる体は
照れてるからか…熱いからか…
赤く染まってきれいや……
でも……
「今日ね…先輩に合コンに誘われて…」
そんなちぃの言葉を聞いた瞬間
抱きしめてる腕に力が入って
「合コン…………」
そう繰り返した声がして
自分でも不機嫌極まりないんが分かる(笑)
そんな俺の態度に
ちぃは小さく震えながら
「あの…人数合わせだからって…
何回も断っわったんだけど…
どうしても嫌なら…
彼氏に会わせろって言われて…
でもそんなの無理だから……
紹介なんて出来るわけ…ないのに……」
そうぽつりぽつりと言葉を吐き出し
ちぃを抱きしめてる俺の腕に
ぽとぽとと涙を落とした……