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∞な短編集

第5章 (続)ヤキモチの先には………?


車に乗ってからも…

家についてからも…



私の方を見ようともしない信ちゃんに

私は声さえかけることが出来なくて…



なんだか苦しくて

黙ったままお風呂場に逃げ込んだ…


湯船にお湯をため

お湯の中に体を沈めていると


静かなお風呂場にぽとぽとと

涙の滴がお湯に当たる音だけが

響いてて…



でもそんな静かだったお風呂場に

突然ガラリとハデな音がして


驚いて顔を上げると


そこには……


完全なる裸の信ちゃんが

仁王立ちで立っていて……(汗)



目のやり場に困って

必死に目を覆ってる私をよそに


信ちゃんはさっさと体を洗うと


湯船に体を沈め

私の体を後ろから包み込んできて…



「怒ってるんでしょ…………?」


そう前を向いたままぽつりと呟くと


「そら怒ってるわ………!

怒ってるけどやな…

お前が俺を裏切ったりせんのは

ちゃんと分かっとるわ…(笑)


しゃーなしで理由を聞いたるから

はよ言うてみろ(笑)?」


そう言って信ちゃんは

私の体をぎゅっと抱きしめ


私の肩に頭を預けた……
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