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∞な短編集

第5章 (続)ヤキモチの先には………?


"不在着信6件"

そんな文字が光るスマホを見つめ

固まっていると…


そんな私に気付いたかのように

7回目の信ちゃんからの着信音が鳴って


恐る恐る通話ボタンを押し

耳にスマホを着けた瞬間



『お前今どこにおんねん!?』


なんて言う…

かなりご立腹と思われる

信ちゃんの怒声が耳に響いて

慌てて耳からスマホを少し離し…



『えっと…今仕事終わって

会社出たとこだよ?』



そうなんとか誤魔化そうとした私に


『嘘つけ!!

今俺会社の前におんのに

お前出てきてないやんけ!?』



そんな驚くべき一言を投げつける…(汗)!



だから必死に


『それは多分行き違いに………』



なんて取り繕おうとしてるのに

こんな時に限ってタイミング悪く…


「さっちゃん…二次会行かないの?

一緒に行こうよ(笑)?」


なんて声をかけられ


慌ててスマホを押さえたものの…



スマホからは…


『さっちゃん………………?』


なんて言う

信ちゃんの恐ろしく低い声が


聞こえてきた……(涙)
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