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たった1度

第8章 ~ 夢の続き ~


本当は分かってた


あきらめるなんて


出来る訳ない



この目を


この手を


この声を



忘れるなんて



出来るはずがない




潤  「もし、俺んとこ来てくれるんなら・・・もう苦しめたりしないから。泣かせたりも・・・傷付けたりもしない。だからさ・・・どっか・・・行くなよ・・・。」

 「あたしを・・・好き・・ってこと・・・?」

潤  「ああ・・・。そう好きってこと。」

 「愛理ちゃんは・・・?」

潤 「ちゃんと別れた。じゃなきゃおまえにこんな事言わない・・・。」



混乱した頭が少しづつはっきりしてくる




ドアにもたれてあたしを待ってた潤




好きだと言ってあたしを抱きしめた潤




行くなよと苦しそうに言った潤







神様




あたしは夢を見てるんでしょうか



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