第3章 〜 ざわつき 〜
翔 「で、相談て?愛理ちゃんの事?」
じっくり話しをしたい時に来る
静かなバー
個室に通してもらい
翔ちゃんと向かい合う
潤 「まぁ・・・愛理にも関係あるっちゃあるんだけど・・・。」
翔 「どしたの?」
潤 「あのさ・・・まぁ・・なんつーか・・・。」
どう切り出して良いか分からず
なかなか言葉が出でこなかった
翔 「なんだよー。らしくない。マジでどしたの?」
潤 「いや・・あんまよく覚えてないんだけどさ・・・」
翔 「ん?」
潤 「昨日・・と飲んだじゃん・・?」
翔 「うん。言ってたね。」
潤 「俺さ・・多分・・・と・・寝た・・・。」
翔 「・・・・・ん?」
翔ちゃんは理解出来てない顔
グラスを持った手は止まってる
潤 「これって・・やばいよな・・・。」
翔 「ちょっ。寝た・・っていわゆる男と女の寝た・・って事??」
潤 「いわゆる・・ソレ・・・。」
怒られるだろうなぁとは思ってたけど
翔ちゃんの険しい顔を見て
俺は思わず俯く
翔ちゃんは真っ直ぐで
筋の通らない事は嫌いだし
曲がった事も嫌い
酔っ払って女友達と・・・
なんて翔ちゃんの中じゃありえない
まぁ俺の中でもありえねぇけど
実際当事者になると
なんとも言えない・・・