第9章 【番外編】黒猫と三毛猫2
side莉奈
「処女喪失おめでとう。感想は?」
ニヤリ、笑ったセンパイの余裕そうな声にむかついた私はつい可愛くない言葉を口にする。
「別に…大したことないですね。」
「へえ…莉奈チャン、余裕そうだな。じゃあそろそろ…」
え…?と思った瞬間、センパイはずるりとナカのものを引き抜いた。
「ひゃあっ!」
ぎりぎりまで抜いたかと思えばまたぐいと奥まで潜り込んでいく。
「処女だからって気ぃ使ってたけどそんな必要なさそうだな?莉奈チャンは。」
動くぞ。とセンパイが口に出すのとセンパイの腰が動き出すのはほぼ同時。
ぐずぐずにとろけたナカをセンパイは抽送を繰り返す。
その度に私の口からは恥ずかしい声が出てしまう。
「ひゃっ!やんっ!」
恥ずかしくて恥ずかしくて口を塞ごうとするけど、その手はセンパイに捕まえられ頭の上で縫い止められる。
「せんぱっ!」
「聞かせろって…声。」
低くかすれた声が鼓膜を揺らす。
鼓膜を揺らし、脳を揺らし、身体に熱をもたらす。
これが気持ちいいのかはわからない。
熱くて、あつくて、くるしい。
酸素を取り込むように喘げばくすりと笑う声。
「やべーな、お前。マジでハマりそう。」
肉芽を摘まれながらナカを擦られる。
ざわり、ざわりと何かが来るような感覚。
「や…何か…くるっ!てつっ…ろ…さ…だめっ!」
「いいぜ?イけよ…!」
ぐいと深くまでセンパイのを飲み込んだ刹那、私の目の前は白に覆われ、いつのまにかフェードアウトしていた。