第6章 止まらないモヤモヤ。
side灰羽
なんだ…体が熱い。
そして体が動かせない。
重い瞼を開ければ、信じられない状況が目の前に広がっていた。
「なっ!何やってるの⁈美優さん‼︎」
慌てて聞けば、俺の肉棒を咥えていた美優さんが口を離して話し出した。
『お仕置き。』
「何…で。」
『身に覚え、あるんじゃないの?』
そう言い美優さんは再び俺の肉棒をぱくり、咥えた。
俺の下半身はいつも以上に熱を持ち、今にもイきそう…
あれ?
確かに最近抜いてないけど、ここまでやばいのは媚薬使ったとき以来…って…
「ねえ、美優さん。もしかして…媚薬、使った?」
上目遣いで俺を見ながら先端を吸う美優さん。
否定しないということは、使ってるな…媚薬。
「ねっ…みゆさん。俺もうイきそっ…」
『だーめ。』
そういうと美優さんは俺の肉棒の根元をぐっと手で締め付け、精液を出せないようにした。
出したい。けど、出せない。
気持ち良すぎて頭がどうにかなってしまいそうだ。
「みゆさっ…お願いっ…出させてっ!」
『駄目だって言ってるじゃない。私、怒ってるの。』
美優さんは今にも射精しそうな俺の肉棒の根元をあらかじめ用意していたらしいリボンで括る。
そして手を離すとスマホを弄り、画面を俺の眼前に晒した。
『これについて何か言うこと…ない?』
目の前に映し出された画像は、2〜3日前の部活の休憩中、差し入れを渡しにきた莉奈と話していた時の写真だ。
「な…で…」
『どうして写真を持っているのかってこと?それはね、私には協力者がいるの。』
今度アップルパイ作らなきゃ、というわざとらしい美優さんの独り言。
くそ、研磨さんめ…
『最近変だなとは思ってたの。なんとなく女の子の気配がするなーって。』
そう、俺に言いながら美優さんは俺の肉棒を扱く。
出したいのに出せない苦しさに俺は唇を噛んで耐える。
『で、けんまに聞いたらビンゴ。
可愛い女の子といちゃいちゃでれでれしてるリエーフの写真が送られてきたってわけ。』
肉棒の先の窪みを美優さんがちろりと舐める。
「みゆっ…さ…刺激しないで…」
身体の中に渦巻く快感で頭がおかしくなりそうだ。