第28章 ねんまつねんし、再。〜第三体育館組、集合〜
午前は業務スーパーからのスーパーのハシゴ。
3人いるとはいえ、歩きでの買い物で荷物は極力減らしたい。とりあえず今日は31日のお昼までの材料があればいいから、まずはおせちの材料。そして木兎が熱望していた年越しそばの材料。さらに今日から31日の昼くらいまでの食事の材料をある程度買う予定。
そう蛍に伝えたらあからさまに嫌な顔。流石に調味料や飲み物は買わないからそのくらいなら頑張ってほしい。
最近手に入れたリュックタイプのエコバッグを2つ持つと、早速買い物に向かったのだが…
必要なものを紙にメモしててよかった。
業務スーパーは年末の買い出しのためか人でごった返している。
メモを半分にすると2人で手分けして売り場を回ってもらう。私は追加で購入するものがないかを回りながら、途中でリエーフと蛍から売り場から回収したものを受け取っていく。
あっという間にパンパンになった籠をレジに持ち込み会計をするとリュック2つはいっぱいいっぱいになった。
「いつ見てもすごい…」
『うちには食べ盛りがいるからね…とりあえずここで買えなかったものをスーパーで買ったら帰ろ。』
業務スーパーを出ると帰り道にあるスーパーに寄り、買い逃したものを中心に籠に入れていく。たまに余計なものも入るがそれはご愛嬌。遠慮して別の籠に買うものを入れ始めた蛍のおやつも回収すると、そのままレジへと向かった。
家に帰ればもうお昼。フライパンで作る簡単なカレーを作る旨を話せば蛍が興味津々で手伝いを申し出る。リエーフを見ればOKサインを出してくれているので買い物したものを持って、私は蛍と一緒にキッチンに移動をした。