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あいつはねこまのわんこ系少年 そのにっ【HQ】

第28章 ねんまつねんし、再。〜第三体育館組、集合〜



人気の惣菜を3人で取り合いながら食事を終えると洗い物をするために立ち上がる…と、そのままリエーフに背中を押されリビングから出される。

『え、私洗い物…』
「俺たちがやりますって。美優さんは先お風呂どうぞ?」

夕食前にお湯張りはしたから後は入るだけ。でも、先にお客様…
視線を向けると机のお皿を回収する蛍と目が合った。

「…もしかして僕のこと気にしてます?別に僕何番目に入っても構わないですよ。それに女の人はお風呂上がり大変なんでしょう。だったら先にどうぞ。」
「ツッキーもこう言ってるんだから行ってらっしゃい!」

多分これは何度進めても引かないだろう。それならお言葉に甘えて先に入らせてもらおう。

『ありがとね。じゃあお願いしちゃおうかな。』

行ってきます、とリビングを出て部屋に戻ると準備していた部屋着と下着、タオルを持ちお風呂に移動。服を脱ぎ浴室へ入ると先ほど準備していたお風呂は暖かな湯気を放っている。
髪の毛や体を洗い湯船に浸かるとじわじわと疲れが解けていくようで気持ちいい。入浴剤を入れたいけれど取りに戻るのも面倒でそのまま顎の下までお湯に浸かった。

楽しい、でも疲れた。
明日は年末までの買い出しもしなきゃいけないから遅くても8時までには起きたいし、朝ごはんも作りたいし…朝ごはんは何がいいかな…さっき皿洗いのついでに明日のお米のセットも頼んだから……

がくんっ

頭が勢いよく後ろに落ちて目を覚ます。
いけない、お風呂で寝てしまう。
疲れているからといってもお風呂での寝落ちは溺れてしまうから、意識のあるうちにと急いでお風呂から上がる。急いで着替えをし、タオルを頭に巻くと次の人にお風呂の順番を回すためにリビングに戻った。


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