第28章 ねんまつねんし、再。〜第三体育館組、集合〜
『ただいまぁ…』
食事の後は買い物をして帰宅…したのだけれど、全員疲労困憊。年末の電車移動を舐めていた…
蛍のスーツケースに、駅でここぞとばかりに買い込んだお土産や食材。そして身長のせいで嵩張る2人。
帰省で都心を出る人たちや、年末休みだからと遊びに走り回る人たちにぎゅうぎゅうに押し込まれ身動きの取れない3人。家に帰る頃には揉みくちゃにされへろへろで帰宅したのだ。
「美優さんがそんなに買うから…」
『じゃあいらなかったの、ショートケーキ…』
「いらないとは言ってないじゃないデス。」
「冷蔵庫入れてて平気っすか?あと暖房付けてきますね。」
先に玄関から動いたのはリエーフ。言い争いをする隣で、購入したお土産から冷凍や冷蔵品を受け取るとそのままキッチンへと歩いていく。その後ろ姿を見つめていれば、深く息を吐いた蛍が隣で立ち上がった。
「体冷えちゃうから行きますよ。それとも抱っこしてもらいたいとか?」
『蛍はスーツケースあるでしょ。私なんか運ぶよりそっち優先。リエーフの部屋に布団敷いてるからそっちにカバン運んで。』
残念、そんな言葉を残しながら蛍は大きな鞄を持ちリエーフの部屋に向かう。私もその場から立ち上がると残った荷物と自分の鞄を持ちリビングへと向かった。