第5章 わちゃわちゃGW。
とりあえず私はリエーフを叱り、ちゃんとプリントを出すことを約束させた。
「…で、どうして5日、休みじゃないんですか?」
しゅんとした顔で問うリエーフ。
『うちの学校、5日がオープンスクールなの。だから在学生は登校日。』
そっかぁ…とため息をつくリエーフに私はぎゅっと抱きつく。
「デート…したかったなぁ。」
『お昼過ぎたら終わるから、久しぶりに外で待ち合わせしてデートしよう?それでもいい?』
「…本当ですか?」
『最近外でのデートできてないもんね?そうだ。合宿こっちでするんだったら差し入れくらいするよ?』
「マジっすか‼︎合宿中も美優さんのごはん!」
いやいやまだ許可とってないし…なんてことは言わせてくれないのがリエーフ。
「美優さん大好きっす‼︎」
そう言いながらリエーフは私を引き寄せ抱きしめる。
この調子じゃあさっきまで叱られてたこと忘れてるなぁ…
まあしょうがないか…
『私も大好きよ?』
私はリエーフに体を預けふわりと笑った。