第24章 4人、ベッドで。
4人同時に達したのだろう。
ぎゅうう、とお互いの体を強く抱きしめ、達した衝動に耐える私たちの背中や頸に、呼吸を整えるように口付ける背後の2人。
「んぁ…んっ」
先に声を発したのは莉奈ちゃんだった。
ナカから抜かれる時に思わず出た声は縋り付く私の耳に届く。
可愛いな、そう思っていれば私の中からもゆっくりと満たすものが抜けていく。
声耐えるように唇軽く噛むとそれを見た莉奈ちゃんがちゅっと唇を重ねた。
「美優さん噛んじゃだめ。」
こくこくと頷きながらもゆっくりゆっくり抜けていく陰茎。1番太い雁首が抜ければ堪えていた声が漏れてしまった。
『つっ、かれた……』
ぺたんとその場に座り、ひとり言のように呟けば3人からの視線。
「でも、気持ちよかったっすよね。」
そう言って、避妊具の処理を終えたリエーフが後ろから抱きしめると、思わず赤面するが、小さくこくこくと頷く。
「私も、よかった…」
独り言のように呟く莉奈ちゃんも疲れたのだろう。瞼がゆっくり落ちてきている。
『お風呂は、入りたい人、勝手に…ねむ…』
緊張が途切れたからか一気に押し寄せる眠気に抗うことなく、私はそのまま眠りに落ちた。