第24章 4人、ベッドで。

side灰羽

黒尾さんが自身の下唇を舐めてから、明らかに莉奈の顔が変わる。
なんとか保っていた"攻め"の顔が崩れ、受け身の顔だ。
良いトコロを嬲っているのか、指を抜き差しするたび水音が走る。

まあ、美優さんも負けてないくらい濡れてるけれど。

親指でクリトリスを弄りながら中指と薬指を膣内に挿入し左右に広げれば中で溢れた愛液が指に絡みつく。
美優さんの良いトコロ…Gスポットをグリグリと指の腹で押せば、甘い声と共にナカが収縮する。

『ふ、ああんっ、まってぇ？りえーふ。』

感じきってとろとろの瞳が俺の方を向く。
いつもと違う雰囲気にすでにガチガチだった俺の陰茎はさらに張り詰め痛いくらいだ。
そんな状態なのに、美優さんは陰部に伸びた手を自分の方へ引きよせ手の甲に口付ける。

『私も…シていい？』

上目遣いでスエットの上から立ち上がる陰茎を指先で撫でるその姿だけで、腰から崩れ落ちそうなくらいの快感。
こくりと首を縦に振りベッドの淵に座り直せば、美優さんは頬を染めながら俺の足元に移動する。
美優さんがスエットと下着を下げるとガチガチに張り詰めた陰茎が飛び出る。

『うわ、すごい…』

ここまで張り詰めたのは久しぶりだからか、美優さんが目をまん丸にして陰茎を見つめている。
まん丸の瞳がふにゃりと笑みを浮かべると俺の陰茎に手を添えて潤む先っぽに音を立ててキスをする。
ガチガチの陰茎はそれだけでびくりと跳ね、それを見た黒尾さんがぶひゃひゃと笑う。

「リエーフ、もう出そうじゃねえか。」

「ほっといてください。」

ふいと顔を背けるとそのタイミングで腰が抜けそうなほどの快感がぶわりと体を蝕む。
思わず歯を食いしばれば下から美優さんが俺を呼んだ。

『口…出していいよ？』

ふに、と柔らかな唇が亀頭を挟む。
それだけでたまらなく気持ち良くて俺は耐えるようにと頭を振ったが美優さんは容赦なく陰茎を口に含み頭を動かす。
唾液を含んだ舌が絡み、俺は呆気なく美優さんの口内に射精した。