第24章 4人、ベッドで。
side莉奈
目の前には目をとろりと潤ませ達した美優さん。
可愛くて口元が弧を描く。
もっとキスしたいって思ったけれど、下半身に甘い痺れを感じて後ろを振り返った。
「楽しそうだな。」
「楽しいですよ?」
てつろーさんの問いにそう答えれば、ぎらり、てつろーさんの瞳がひかり、口元が笑みになる。
「でも、お前も"喘ぐ側"だからな?」
下着の上から、優しく指が這う。
ふるりと体を震わせれば中心をなぞっていた指が小さな膨らみを撫で始めた。
「ここ、クリトリス、触ってねえのに膨らんできてるな。
そんなに美優で興奮したか。」
指先で捏ねて、爪で引っ掻いて、強く押しつぶして。
てつろーさんの指が私を快感に引きずり落としていく。
「だっ…てぇ、みゆさんかわい…からぁ♡」
四つん這いで、先程まで喘がせていた美優さんの前で喘ぐ。
『りな、ちゃん…』
名前を呼ばれ顔を上げれば、涙目の美優さんが切なそうに私を見る。
背中をリエーフ先輩に預けた美優さんは足を大きく開かされ、ベビードールに隠れた陰部を触られている。
「美優さん気持ちいい?」
リエーフ先輩が耳元で問えば、美優さんは小さな甘い声を出し感じていることを示す。
私が美優さんをみていることに気づいたてつろーさんがくくっと笑い敏感な芽を指先で強く摘まむ。
「ひゃんっ!」
弱い所を刺激された私は腕の力が抜けお尻を突き出すような体制になる。
『やんっ!りなちゃんっ!!』
美優さんの声に顔を正面に向ければ、ひらひらと動くベビードールの隙間から愛液に濡れた下着とその中で蠢く指が見えた。