第24章 4人、ベッドで。
「美優さんかわいい♡」
クロとキスしていたはずの莉奈ちゃんがなぜか私の前にいる。
いや、ちょっと待って。
正直リエーフに胸を攻められながら莉奈ちゃんの顔を見るのは恥ずかしすぎる。
口元に手を置いたまま目を瞑れば、莉奈ちゃんの小さな笑い声。
「みーゆさん。顔隠さないでください。」
『ちょっ…りなちゃ、やんっ!』
口元を覆っている手に絡まる莉奈ちゃんの指。
恥ずかしくて顔ごと目線を背けようとしたけれど、その前に私の頬に手が添えられた。
恥ずかしくてあげた抗議の声。
しかしそのタイミングでリエーフが胸の先端をくりりと刺激をし、言葉は喘ぎに変わった。
『っ〜!!』
恥ずかしくて体温が上がる。
リエーフの恥ずかしい?の問いにこくこく頷き俯いていれば、莉奈ちゃんが私の名前を呼び鼻先にちうっと口付けたのだ。
なぜ莉奈ちゃんまで攻めてきてるのー!!
リエーフが胸の先端を攻める間、莉奈ちゃんは私の空いた指先や顔に柔らかくキスをする。
『ちょ…待って?莉奈ちゃん。』
「えー。気持ちよくないんですか?」
『気持ちいい…けど…』
正直に答えれば、胸を揉んでいる指が先端を強めに掴む。
思わず声を上げてしまい、恥ずかしくて目を伏せればとんでもない言葉が耳に入ってきた。
「リエーフ先輩、美優さんの唇にキスしてもいいですか?」
「莉奈だったらいいけど。黒尾さんはどうっすか?」
「まあ、女同士ならよくね?」
…………へ?
ニヤリと笑う2人、と奥に1人。
いやいやいや!いいの?
戸惑いで頭が真っ白になっている私。
そんなの御構い無しに話は進んでいる。
「てつろーさんから許可もらったので…」
にまり、笑った莉奈ちゃんの顔が近い。
近くて恥ずかしくて思わず目を瞑れば、唇に柔らかな感触。
ちゅっちゅっと角度を変えながら触れる、いつもと違う唇に不思議な感覚を覚える。
何回か唇を触れ合わせていると、後頭部に莉奈ちゃんの手。
あれ、と思った時にはもう遅くて、舌が唇をノックした。
ちょっと待って。
離れて言おうとしたけれど、莉奈ちゃんの手がそれをさせない。
後頭部を押さえるてはビクともせず、言葉を出そうと開けた唇から舌が押し入ってきた。
先をとんと触れあわせ、絡めるように動く舌。
いつもと違う動きについ舌を引くけれど、莉奈ちゃんは容赦なく私の舌を捕まえ、舐った。