第24章 4人、ベッドで。
side黒尾
「黒尾さんキザっすね。」
小さな喘ぎ声と一緒に後輩の声が聞こえてくる。
ちらりとそちらを見れば、いつのまにか身体を起こした美優のベビードールの脇から手を入れて胸を揉みしだくリエーフ。
美優は恥ずかしそうにはしてるけれどリエーフの指が弱いところを責めるたびに身体をくねらせ小さく甘い声を出す。
「ほら美優さん、黒尾さんが見てる。」
意地の悪い言い方で、リエーフは美優を煽る。
俺が見ているのに気づいた美優は困ったように目を瞑り口元に手の甲を当てる。
「美優さんかわいい♡」
いつのまにか俺の下から抜け出した莉奈が、控えめに啼く美優を見にリエーフの方へと向かう。
「みーゆさん。顔隠さないでください。」
『ちょっ…りなちゃ、やんっ!』
美優の口元に置かれた手に自分の指を絡めた莉奈は、空いた手を美優の頬に重ねる。
その隙をついてリエーフが美優の良い所を刺激したらしい。
甘い声を上げた美優が顔をさらに真っ赤にする。
『っ〜!!』
「美優さん恥ずかしい?」
リエーフの問いにこくこく頷き俯く美優。
それを見た後輩2人が目を合わせてニヤリと笑ったのを俺は見てしまったわけだが…
まあ、俺は知ーらね。
俺は楽しんでる2人を傍観しながらベッドの脇に置いたペットボトルに手を伸ばした。