第24章 4人、ベッドで。
ぎしり
リエーフがベッドに乗り、ベッドが軋む。
近くに唇を重ねている2人の生々しい音が聞こえる。
ぽふりとお尻がベッドに乗ると、ぎゅうと私の体をリエーフが包む。
「んっ…」
艶のある声。
見なくても莉奈ちゃんだってわかってる。
その声に一瞬体が強張るけれど、リエーフの胸の中があたたかくて体の力を抜いた。
「美優さん、俺たちも。」
そう言いながらリエーフがまた私に口付けるからそっと目を瞑りリエーフに委ねると、私の体はベッドに倒れた。
リエーフの首に腕を回すと、リエーフはキスを深くしていく。
『っ、はあっ、りえーふ。』
ちゅ、ちう、はふ。
わたしのくちからと
もうひとつ
くちびるがふれあうおとがする。
「みゆさ…」
小さな、濡れたかわいい声。
そちらに手を伸ばせば、いつのまにかベッドに寝転んだ莉奈ちゃんの手が伸びてきたので、私はその小さくて柔らかな手をきゅっと掴む。
「2人で手ぇ繋いでんのやーらしい。」
クロの声にそちらをちらりをみてしまった私。
莉奈ちゃんから唇を離した直後だったようで濡れた唇を赤い舌で舐め、私に視線を飛ばしながら笑う。
それがどうしようもなくえっちで、目線を外せばリエーフと目線が合う。
「美優さんはちゃーんと俺の方見ててください。」
…バレてる。
こくり、首を縦に振れば私の上にいたリエーフが上半身を起こしTシャツを脱ぐ。
いつも見ているはずなのにいつもと違うシチュエーションで興奮しているのか、体が熱い。
そんな私を見て、リエーフはにかりと笑った。