• テキストサイズ

あいつはねこまのわんこ系少年 そのにっ【HQ】

第23章 今年も夏休みは終わらない⁈〜4日目、東京!〜



結局立ち寄る店立ち寄る店のキャラの可愛さに負けて、小物やらぬいぐるみを買ってしまう。

特にリラックスしたクマは私もリエーフも大好きなので茶クマと白クマの限定タイプをペアで買ってしまった。
蛍もリラックスしたクマが好きらしく、小さなマスコットを購入したらしい。

「母さんにだから…」

なんて言い訳をしながらすごく悩んでいたのは知っているし、東京駅限定品を2種類買ったのも知っている。
莉奈ちゃんは温泉に入る某動物のキャラのスマホケースを購入していた。

他にもたくさんのお店を回ってショッピングを楽しんだ後はクロたちと合流。
クロたちは最初は某少年誌のブースを見た後ほかのお土産を見、また戻ってきたみたい。
そういえば、と思いリエーフに似たキャラクターのグッズがないか探す。
某バレー漫画のブースを探せば…いた。
最近リエーフ似のキャラの学校が本誌で試合をしているらしく注目を浴びているらしい。
その分本人のグッズが増えるし、キャラの学校のグッズも増える。
嬉しくてまじまじ見ていれば、それに気づいたリエーフが私を呼びながら背後に立つ。

「美優さん、またこのキャラですか?最近漫画も買ってますよね?」

『だって…気になるんだもん。』

「このキャラが気になるのって俺に似てるからですよね?」

『そう…だけど。』

だったら…と、リエーフが私の頬を撫でる。

「2次元じゃなくて隣の俺をもっと見てくださいよ。」

後ろを振り返り見上げると唇を尖らせて拗ねるリエーフの顔。
もう、可愛いなぁ。

手をすうと伸ばし、リエーフの頬を撫でる。
すりりと寄せてくる頬に手を添えるとくすりと笑った。

『嫉妬しないで?私の1番はリエーフよ?』

「ずるい。でも買うんでしょ?グッズ。」

ばれてる。
左手に持ったグッズを。

私はリエーフに添えた手を離すと、レジに向かう。

『それとこれは別なの。』





そう。
2次元と3次元は別なのだ。


/ 382ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp