第22章 今年も夏休みは終わらないっ!〜3日目、我が家!〜
みんなでアイスを食べた頃、少しずつ隠れ始める太陽。
流石にそろそろ買い出しに行かないとまずい。
『今から買い出しに行きたいんだけど…』
その声で全員が外に出る準備を始めた。
みんな疲れてそうだから何人かよりすぐろうかと思ったんだけど…
まあいいか。
私も財布の入ったカバンを持ち、玄関に向かった。
まず向かったのはいつものスーパー。
土曜日ということで夕方のセールを開催していたので思わず買い込んでしまう。
卵に野菜、魚にお肉。
必要なものを買いまくり、次のお店。
飲み物が安いお店では偶然鶏もも肉が安かったので大量購入。
ついでに飲み物も購入した。
「美優さんイキイキしてますね?」
そうリエーフに言われるくらい私は楽しそうだったのだろう。
帰宅する頃にはクロの車の荷台は買い物袋とダンボールでいっぱいになってしまった。
流石に買い込みすぎたかな…?
なんて思いながら帰宅。
早速調理開始となった。
…のだけど……
「今日は私がお手伝いします!」
「俺がやる。いつもやってるから俺の方がわかってるし。」
「だったら今日はどいててよ。僕なんてたまにしか手伝えないんだから。」
なぜか1、2年生が料理を手伝いたいと揉める揉める。
でも別荘とは違い、私の家はキッチンが独立型なので正直狭い。
3人も手伝いが入ったらメインの私がなにもできなくなってしまう。
「私が!」
「俺が!」
「僕が。」
これではキリがない。
私が選べば多分このにらみ合いも終わる…はず。
じゃあ今日はあの子に手伝ってもらおうか。