第20章 甘く、はげしい夜。〜旅行2日目、夜〜
リエーフの動きが唐突に止まった。
私の足を抱えながら壁の方を向いて一時停止している。
『ど…したの?リエーフ?』
そう問えばリエーフは私の方を向き、口元に人差し指を持ってきて私に静かにするように言ってきた。
「美優さん、聞こえます?」
リエーフが壁の方を指差しにやり、と笑う。
私も声を抑え壁の方に耳を寄せると、聞こえてきたのは喘ぎ声。
『っ!』
「美優さんっ!締めないで!」
びっくりして身体に力を入れてしまった私。
苦しげなリエーフの顔を見て、必死で力を抜く。
「っ…黒尾さん達も…ですね。」
そう言いながら笑うリエーフ。
なんとなく悪いことでも考えている気がしてとっさに腰を引いたけれど、一足先に捕まえられる腰。
ちゅぷんと音を立てて抜かれた肉棒。
仰向けだった身体を、リエーフがうつ伏せに変える。
…壁の方に身体が向くようにして。
『っ!リエーフッ⁈』
「向こうに負けないくらいいっぱい喘いでくださいね?」
抵抗とばかりに身をよじるけれど、そんなの御構い無しというように、リエーフは私の腰を高く上げ、再び肉棒を私のナカへと突き刺した。
『ひんっ!やっ!リエーフッ!』
「声聞かれてるかもって思ってるんですか?ナカ、むちゃくちゃ締まるっ…」
ずん、ずんとリズムよく突かれその度に溢れ出す声。
クロと莉奈ちゃんに聞かれているかもと思うとどうしても恥ずかしくて口を閉じようとするけれど、イイ所を突かれ、口を閉じていられない。
『りえ…ふぅ…んっ!…やらぁ…』
「でも美優さん気持ち良さそうですよ?ほら。」
そう言って秘部…肉芽に触れる手。
ぬるりと滑るように肉芽を撫でていく指にぶるり、身体を震わせるとほら、とリエーフが笑う。
『恥ずかし…』
「恥ずかしがってください。そしていっぱい気持ちよくなってくださいね?」
そう言いながらリエーフは自分の形をわからせるようにゆっくり抜き差しをする。
そして、左手でわたしの肉芽を捏ねながら右手の人差し指と中指をわたしの口に咥えさせた。
その時だった。
リエーフのスマホの着信が鳴ったのは。