第19章 今年も夏休みは終わらないっ!〜2日目、海!海!海!〜
リエーフに抱かれ、連れていかれたのは駐車場近くのトイレ。
ちょうど空いていたらしいバリアフリーのトイレにそのまま入っていこうとするリエーフに私は慌てて声をかけた。
『リエーフ⁈それはだめだって…』
「ここ以外、みんなから見えないところはないですよ。」
わかっている。
でも、ここは…
『……我慢、するから。』
そう、小さく呟けばリエーフはしゅんとした顔をする。
そしてトイレの入り口から離れると人通りの少ない側の壁の方へと連れていかれ、私は地面に降ろされた。
『…リエーフ、』
小さな声で名前を呼べばリエーフは私を正面から抱きしめる。
お腹に当たるソレはパンツ越しにでもわかるくらい硬く張りつめていた。
『ね、夕飯作るときにいっぱいキス…したよね?』
そう聞けばリエーフは少しだけ拗ねたような顔をして、ぐりぐりとソコを私に押し当てる。
「さっきのキスで治まると思ってたんですけどキスだけじゃ足りないです。
ずっと美優さんに触っていたいしもっとキスしたい。
無理させたくないけどいっぱいえっちしたい。
美優さんが可愛すぎるしエロすぎるのが悪い。」
そう言ってリエーフは私の顔中にキスをする。
王子様みたいな顔してこんなことを言うんだから、本当に困る。
『私のせいじゃ…ないもん。』
そう、呟いてもリエーフは私へのキスをやめない。
それどころか耳や首筋を軽く噛んでくる始末。
「そんな風な言い方じゃ誘ってるようにしか聞こえないです。」
リエーフは私の足の間に片膝を立てると、器用に私の足の間…肉芽を刺激してきた。
やっとおさまってきた身体の疼きがふたたび湧き上がり、思わずリエーフの服にすがりついた。
『りえーふ…やあん…』
抗議の言葉をあげるがリエーフは太腿を動かすのをやめない。
「美優さん可愛い。下着の上からでも濡れてるのわかる。」
『りえーふぅ…やだぁ…』
どうしようもない身体の疼きと熱。
”ココ”でいいから、早く欲しい。
そう言おうとした次の瞬間、
私とリエーフのスマホが同時に鳴った。