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あいつはねこまのわんこ系少年 そのにっ【HQ】

第18章 旅行の夜はなぜ長い?〜旅行1日目〜




お風呂から出る頃には洗濯も終わり、それらを回収しながら私達は部屋へと戻った。

電話でお風呂が空いたことを伝えると、ばたばたと階段を降りてくる音が聞こえたから、誰かがお風呂に向かったようだった。
私達はお互いお肌のお手入れをしつつ明日の準備をする。

明日は待ちに待った海。
海に行く準備と明日着る服、カバンの準備をした後に、洗濯物を干す。

洗濯物は女子は自分たちの部屋に、男子は隣の空いた部屋に干すことがさっき話し合いで決まった。



あらかた準備が終わると私達は男子のいる2階の部屋へと向かった。


『入っても大丈夫?』

部屋の前で問うと誰かの声が聞こえたのでそっと扉を開ける。
そこには木兎以外が全員集まり、明日の準備やらお風呂の準備をしていた。

比較的綺麗。
だけど、ある一角がぐちゃぐちゃだ。
角の布団の上に、服や下着、タオルなどがはみ出た鞄が乱雑に置かれていた。

『木兎…きったな…』

「片付けるように言ったんですが風呂上がりにやるって聞かなくて…」

ため息をつくのは赤葦。
木兎が卒業してもお世話係大変だわ。

まあ、木兎の布団に散らかるカバンは置いといて…

『とりあえず明日の予定、どうする?』

そう聞けば、準備を終えたメンバーが1つの布団に集まってきた。

「とりあえず明日は海だな。朝飯食ったら行くぞ。
気分次第だけど昼過ぎまではいることにして…
余った時間は適当に決めようぜ。」

『夕飯も作らなきゃだしねー。みんな夕飯何食べたい?』

そう聞くとみんなは口々に食べたいものを言う。
みんなが食べたいものが多すぎて何を作ろうか迷う。

スマホにみんなが食べたいものを打ち込んでいるとお風呂を終えた木兎が部屋へと戻ってきた。



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